妊娠中の方でカンジダ症で悩む方がいるようです。ですが、デリケートゾーンのことなので、なかなか人に相談できなかったり、病院に行きづらかったりするので、自分でなんとか治したいと思う方が多いようです。
確かに妊娠中の方はデリケートゾーンがカンジダ症になってしまうことが多く、調べてみると妊娠中にデリケートゾーンがカンジダ症にかかる方が、3人に1人くらいの割合でいるようなのです。なので悩んでいる方は多いのですね。
そして妊娠中ということなので、赤ちゃんに影響が出てくるのではないか?と心配する方もいます。デリケートゾーンでカンジダ症にかかり、産道で感染してしまうと、赤ちゃんにも影響が出てきてしまいます。
なのでカンジダ症は悪化して体内で感染してしまうと、自分だけではなく赤ちゃんにも影響が出てしまうので、自然治癒で治すというのは避けたほうがいいです。
では、自分でデリケートゾーンのカンジダ症を治すためには、どのような薬や対処法をすればいいのでしょうか。
妊娠中はカンジダ症になりやすいはなぜなの?
そもそもなぜ妊娠中のカンジダ症になってしまうのかというと、妊娠中はホルモンバランスが崩れやすくなります。そして膣内は菌からの炎症や菌が繁殖しないように、酸性を保たれている状況です。
そしてホルモンバランスが崩れてしまうと、膣内の酸性がアルカリ性寄りになってしまうので、カンジダが繁殖しやすくなるのです。
つまり、ホルモンのバランスが崩れることによって、妊娠中にデリケートゾーンがカンジダ症になりやすくなるのです。
さらに妊娠中は妊娠していない時と比べて、体力の減りも激しくなります。そのため疲労や疲労などからくるストレスが原因で身体の免疫力が低下してしまいます。この免疫低下もカンジダ症にかかる原因の1つになります。
妊娠中のカンジダ症はどんな薬で治せるの?
妊娠中のカンジダ症は錠剤の薬とクリーム系の薬を塗ることが効果が期待できます。まず錠剤は膣内に入れて、カンジダが繁殖するのを抑えます。カンジダ繁殖を抑える薬は早いもので3日程度で効果が期待出来るものをあります。長くて1週間弱です。
なので錠剤を使うことによって繁殖を抑えて、良くなった後も再発を防止してくれる役割があるので、是非使って欲しいのですが、身体に直接入れて使うものなので、医療機関で適切な判断のもと使うようにしてください。
市販のものでもカンジダ繁殖を抑えてくれる薬はあるようですが、適当に選ばず、自分の身体と赤ちゃんのことも思って医療機関で相談することをお勧めします。確かに一人でなんとかしたいという気持ちもわかりますが、自分だけのことではなく赤ちゃんのためにもあるので、医療機関に相談してみてください。
カンジダ症が赤ちゃんに与える影響とは?

カンジダ症が酷くなると赤ちゃんに影響があるのですが、どんな影響なのでしょうか。
カンジダ症が悪化すると産道あたりまで症状が広がります。その産道を赤ちゃんが通った時に、赤ちゃんもカンジダ症に感染してしまう恐れがあるのです。
赤ちゃんがカンジダ症にかかると、口内や股のところが炎症が起きてしまったり、皮膚炎を起こしてしまいます。
このような段階だとまだ自然治癒で治る可能性が高いのですが、さらに酷いケースだと病院に通わなくてはいけなくあることもあるのです。
なので、妊娠中でそろそろ出産という時期の方は、すぐにでもカンジダ症の治療をお勧めします。
妊娠中のカンジダ症は再発しやすい
先ほどもお伝えしたように妊娠中は疲労しやすかったりストレスが溜まりやすくなるので、免疫力が低下してしまいます。さらにホルモンバランスの関係もあるので、カンジダ症は一度治っても再発の恐れがあります。
簡単な対策として下着を変えることです。締め付けが強くなく、通気性のいい下着を身につけることによって、デリケートゾーンが蒸れにくくなるので、カンジダ症の予防にはいいです。
まずは下着を変えてみるのがいいかもしれません。
そして汗をかいたり、おりものが気になるときは下着を交換して清潔を保ちましょう。なので予備の下着を準備しておくのも重要です。
カンジダ症にかかったら、まずお医者さんへ!
デリケートゾーンのことなので誰かに相談出来なかったり、病院へ行きずらしと思うかもしれませんが、カンジダ症が酷くなると、生まれてくる赤ちゃんにも影響が及ぶ可能性もあるのです。
そのためにもまずは病院へ行って正しい薬を提供してもらい、早めに治すのがベストな選択だと私は思います。